- if 文
if 文を使って、条件によってプログラムの流れを変えることができる。書式は以下のとおり。
| if (条件式)
{ 文(statement)1 } else { 文(statement)2 } |
-
条件式が成立した場合、文(statement)1を
実行し、そうでなければ文(statement)2
を実行する。 ただし、条件式が成立しない場合には何もしないのであれば、else 以下は省略できる。
- これを満たした場合、 c=a; を実行し、
- これを満たさない場合、c=b; を実行する。
- 関係演算子
- else if
（例題５−１）
下のプログラムは、２つの整数 a, b を入力し、大きい方を c に代入しそれを出力するプログラムです。
作成し、実行してみましょう。
（実行例）
gcc ex5-1.c -o ex5-1
./ex5-1
Input two interger numbers: 9 -10
max no. = 9
上の例では、a>b 条件式で
上の例の条件式にある > のように、大小を比較する演算子を関係演算子といい、以下に挙げるものがある。
| > | greater |
| >= | greater than or equal to |
| < | less than |
| <= | less than or equal to |
| == | equal to(=が２つに注意) |
| != | no equal to |
（課題５−１）
上のプログラムを参考に、２つの実数（double 型）を入力し、それらの2乗(pow)の小さい方を出力するプログラムを作成し、実行しなさい。 -3.99 と 1.52 を入力する。この場合、２乗の値(1.522の値)を出力する。
条件が複数あれば else if を使う。
| if (条件式1)
{ 文1 } else if (条件式2) { 文2 } ......... else
|
if 構文では、上から順番に読まれていき、条件を満たしたところで文を実行し、それでこのif 構文は終了する。
（課題５−２）
整数を入力し、それが正なら「PLUS」、負なら「MINUS」、０なら「ZERO」を出力するプログラム作成し、実行しなさい。
x, yを入力して log(x+y) と log(x)log(y)とを比較するプログラムを作成しなさい。x, y に負の値が入力されたら警告を出すようにしなさい。
余裕のある人へ
（課題５−４）
switch-case 文を自分で勉強し、それを使って、
西暦で年を入力すると干支を出力するプログラムを作成し、実行せよ。
(12個の分岐がある。)