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どのような時にシェルスクリプトが便利でしょうか。個人的には以下のような場合に便利だと思います。
1 同じ作業を今後何度もする予定がある。
2 似た処理の繰り返しがしたい
3 操作は一回だが、非常に長く複雑なコマンドラインを書く必要がある。
まず1の場合は便利なのは明らかでしょう。一度シェルスクリプトを書いておけば、それを実行するだけで面倒なコマンドを毎回何行も書かなくて済みます。例えばプログラムのコンパイル&実行がこれにあたると思います。というのはプログラムは書いた後にバグチェック等をする必要があり、その時に何回もプログラムのコンパイル&実行をする必要があるからです。
2のように似た操作の繰り返しに関してもシェルスクリプトは強いです。例えばdata1からdata10というディレクトリを10個作りたいとすると、愚直にやるとコマンドを10行打つ必要があります。しかしdoループを使ってたった数行のシェルスクリプトでこれを行うことができます(詳しくは次節参照)。
3の場合ですが、一見この場合は愚直にコマンドラインにコマンドを書いていくのと変わらなそうですが、実は3の場合が一番便利で強力です。長いコマンドを実行したい場合、途中でコマンドを間違えたりする可能性が大きくなります。途中でちょっとコマンドを間違えると初めからコマンドを打ち直ししなくてはならないことも少なくありません。しかしシェルスクリプトに書いて実行すれば、もしちょっとコマンドを間違えていたことが発覚しても、その間違っている行を少し直してから再実行するだけでOKです。またもし今現在同じコマンドラインを実行する必要性がなくとも、将来的に同じような処理をしたいとなることもややあります。長いコマンドの場合、シェルスクリプトに書いておくことで、将来的に同じような操作をする必要になった時に時間と労力の節約になります。
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